ポリカーボネートなどのプラスチックの原料のビスフェノールAは環境ホルモンだといわれ、哺乳瓶や缶詰、缶ジュースなどから有害物質が体に悪い影響があるのではないかと話題になっています。缶詰の内側に塗られるエポキシの原料としても使われていて、ニュースなどで安全性について疑問視されていますが、厚生労働省の調査によると一応安全だといわれています、哺乳瓶を製造するピジョンはポリカーボネートを抜きの哺乳瓶を販売しています。
ビスフェノールAの哺乳瓶が、環境ホルモンではないかと話題になっています。ビスフェノールAは、プラスチックのポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂の原料として使われていて、哺乳瓶もこのプラスチックが多く使われていました。
哺乳瓶の材料のポリカーボネート樹脂は、ガラスに匹敵する透明さをもちつつも、衝撃への強さがあり、なおかつ高温や低温にも耐えられるというすぐれた特徴を持つプラスチックです。こうした特性を生かして、従来から家庭用電化製品、自動車材料、医療用品、サングラス、食器、哺乳瓶などの日用品として、多く使われてきています。これに対して、エポキシ樹脂は、接着性、電気絶縁性、耐久性などにすぐれた特徴をもっています。現在では、接着剤、電気製品の心臓部であるプリント基板などに使われています。このように、ビスフェノールaを使ったプラスチックのポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂は、われわれの生活に完全に浸透しています。
ところが、この哺乳瓶に利用されるビスフェノールAが、体に悪影響を与えるといわれている環境ホルモンの一種ではないかと評判になっています。従来、ビスフェノールAという言葉はあまり聞かれませんでしたが、1996年に「奪われし未来」(著者:シーア・コルボーンなど)の翻訳が日本で出版されようになって以来、「環境ホルモン」という言葉がテレビや新聞で取り上げられ、そのためこのビスフェノールAという言葉もよく知られるようになりました。では、はたしてビスフェノールAは環境ホルモンなのでしょうか。そして、ビスフェノールAの哺乳瓶は、体に悪いものなのでしょうか。ちなみに、環境ホルモンがマスコミで取り上げられ始めた頃には、ビスフェノールAは、一種の環境ホルモン物質のひとつと考えらました。そしてビスフェノールAを使った哺乳瓶は危険ではないかと思われていました。
それは、前述の「奪われし未来」で取り上げられたことと、その当時の環境庁が環境ホルモンの調査研究対象物質をリストにした“疑われる物質一覧”の中にビスフェノールAが含まれていたからです。その後、環境省や厚生労働省は大掛りな試験を実施するとともに、多くの学者の研究報告を得た結果、今では哺乳瓶に使われているビスフェノールAは環境ホルモン物質ではないというのが確実なこととなりました。これは日本だけでなくアメリカや欧州でも同じ結論です。以上のようなことから、ビスフェノールAの哺乳瓶は、有害性が証明されていませんので、ビスフェノールAの哺乳瓶は安心して赤ちゃんに使用することができると考えられています。
ビスフェノールAの哺乳瓶の販売はこれからも続けられると思いますが、一応安心してビスフェノールAの哺乳瓶使用し続けることができそうです。以上は、問題になっているビスフェノールAの哺乳瓶についての安全性のご紹介でした。